無線機の活用
無線機は業務の場面など色々なシーンで利用されていますが、どのような用途で使われているのでしょうか。
まず利用される事が多い業態として接客業などが挙げられます。飲食店のオーダーを迅速に調理場に伝えたり、ホールスタッフ同士で情報を交換したりといった用途が見受けられます。パチンコ店やゲームセンターなどでも良く使用されており、周囲の騒音が多い場面でもマイクやイヤホンを通してスムーズにやり取りができる事もメリットです。
そして工場や工事現場などでも無線機が活用されており、作業の指示を送ったり、次の行程を伝えたりという使用方法があります。
各種イベントやコンサートなどでも無線機は必要なアイテムで、来場者の状況を共有する事が安全面でも大事な部分です。時間進行の遅れや設備設営の作業状況なども、すぐに伝える事で適切な対応に繋がるでしょう。
その他業務用途以外にも一般利用者も多く存在し、仲間内のスポーツ行事やバイクのツーリングなどのシーンでも無線機が利用されています。
無線機が便利に使えるシーン
無線機というのは最近ではあまり聞きなれない機器かもしれませんが、トランシーバーと言えばより分かりやすいかもしれません。今ではほとんどの人が携帯電話やスマホを持っていますから、トランシーバーなど出番はまずないと思っているかもしれませんが、実は無線機が便利に使えるシーンというのは今でも十分に残っています。
最も大きな需要としては、携帯の電波が入らない場所でしょう。山や海など、携帯が万人に普及したと言ってよい現在であっても電波が入らない場所というのは日本全国至るところにあります。基地局との間で電波のやり取りができないと圏外になってしまうわけですが、こういう場所でもトランシーバーであれば威力を発揮します。トランシーバーの場合は機器どうしで直接電波を飛ばしますから、基地局の有無などは関係ないからです。
また、携帯やスマホでは難しい、複数名に対する同時通話といったこともトランシーバーならば容易に行うことができます。